「乳腺炎」とは、授乳中の方に多くおこる、乳房の炎症のことです。
主な原因は2つ、「母乳のうっ滞」と「細菌感染」です。
おっぱいは2.5〜3時間で作られるので、長い時間赤ちゃんに飲ませずにいると、乳房の中で母乳の流れが悪くなることで乳腺が詰まり、中で細菌が繁殖して炎症がおこります。
また、産後日が浅く、まだ母乳の通り道が十分に開いていなかったり、赤ちゃんの吸う力が弱かったりしても詰まりがおこります。
初期症状としては、しこりになったり発赤したり、チクチク・ジンジン痛くなったり、乳房が熱くなったりします。さらにひどくなると、乳房の症状だけでなく、発熱、悪寒、頭痛や関節痛などの全身に症状が出てきてしまいます。
「乳腺炎かも」と思ったら、まずは赤ちゃんにしっかりと飲んでもらうことが肝心です。(乳腺炎になったおっぱいをあげて良いか不安になる方もいらっしゃいますが、心配ありません。)
もし痛みがあっても、できるだけ授乳はやめない方が良いです。また、いろいろな方向から飲ませてみることをおすすめします。
これは、授乳によって母乳が排出されると、「詰まり」が解消されることがあるからです。(授乳が難しい時には、搾乳をしてみてください)
乳腺炎で当院(はな助産院)へ来ていただいたら、まずは症状をお伺いして、乳房を見せていただき、手技をいたします。手技をおこなう目的は、手技をすることにより乳房全体の流れを良くすることで、母乳の流通を良くし症状の軽減を図るという事です。
ひどくなるととても辛いですから、初期症状の時に手技を受けていただく事をお勧めしますが、不安な時はまず、お電話でご相談ください。(もちろん赤ちゃんと一緒に来ていただけますし、訪問診療も可能です)
はな助産院
0422-41-1108
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